TANUKI夫婦の古社寺巡り 巣の周辺の町の古社寺 その1
 
厳島神社(宮島)
厳島神社 大鳥居 干潮時は下に地面が見えていますが・・・ 満潮時は、海に浮かんでいるようです
平舞台の先に大鳥居 能楽屋 能舞台 背後に豊国神社と五重の塔
紅葉谷公園
霊 火 堂 宮島 弥山本堂
宮島、厳島神社・・・・この神社や宮島について、今更の説明も必要ないと思いますので省略します。
宮島へは何度も訪れています・・・・孫を連れていったことも何度もありますし・・・・行く度に、何かしらの新しい発見があるのも、ちょっと楽しい地です。例えば、今回は宮島水族館に行ってみようとか、表参道じゃなくて「町屋通り」をゆっくり散策してみようとか・・・・豊国神社や厳島合戦の毛利の陣だった宮尾城がある要害山に行ってみようとか。いろいろ散策できます。紅葉谷や弥山もおすすめです。弥山へは、紅葉谷から獅子岩までロープウエイで行けます。弥山からの瀬戸内海の眺めは絶景です。ガイドブックにはロープウエイの獅子岩駅から弥山本堂までは徒歩20分、弥山山頂へはさらに10分と書いてありました。しかし、夏の暑い日に久しぶりに行ってみましたら・・・・暑さと体力不足(?)で、いささか大変でした。昔、若い頃は簡単に山頂まで行った記憶があるのですが・・・・やはり寄る年波には逆らえないようです!
太皷谷稲成神社
表参道・・・鳥居が続きます 太皷谷稲成神社 神門 太皷谷稲成神社 本殿
津和野の町を見下ろすように、山の中腹に鮮やかな朱色の鳥居や建物が目に付きます。安永2年(1773年)津和野の7代藩主亀井矩貞(かめいのりさだ)が城の鎮護と領民の安穏を願い、城の鬼門方向の太皷谷に京都伏見稲荷から勧請したと伝えられています。宮城の竹駒稲荷、茨城の笠間稲荷、京都の伏見稲荷、佐賀の祐徳稲荷とともに「日本五大稲荷」とも言われています。なお、お稲荷さんは普通「稲荷」ですが、ここ太皷谷稲成は全国で唯一「稲成」です。ガイドブックによると「願望成就のため」だそうですが・・・・。いつ行っても参拝者は多い神社です。年間の参拝者は、島根県内の神社で出雲大社に次ぐ第2位だそうです。
TANUKI の巣からは、車で1時間程度の距離です。若い頃から、我が家で買った車は全部太皷谷のお稲成さんでお祓いをしてもらっています。お陰で約半世紀の間、無事故です(無違反ではありません!追突されるなどの、もらい事故はありましたけど・・・・)。
津和野の町は、ぶらぶらと散策するには快適な町です。定番の観光スポットも面白いですけど・・・・津和野駅の転車台でSLやまぐち号が向きを変えるのを見るなどのマニアックな物も・・・・紅葉の季節は、リフトで津和野城跡がある城山にミニ登山とか・・・・いろいろ見所満載の町です。
グルメは・・・・津和野で一番古い食堂と言われてる「美松食堂」。太皷谷稲成神社の表参道側にあります。いなり寿しが有名です。
あと、津和野名物「うずめ飯」。あちこちのお店で食べられますけど・・・・TANUKI 夫婦は「あおき寿司」がお勧めですけどね。
永 名 寺 (ようめいじ)
永明寺 山門 萱葺きの堂々とした本堂
覚皇山(かくおうざん) 永明寺(ようめいじ) 曹洞宗 本尊: 釈迦牟尼佛 正式名:覺皇山永明禪寺

JR津和野駅の裏手、山際に静かにたたずむお寺です。永明寺・・・・「ようめいじ」と読むそうです。
歴代の津和野城主さんの菩提寺だそうです。大きな茅葺きのお寺で、まさに古刹といった風格のあるお寺です。茅葺き屋根の本堂は安永8年(1779年)、庫裡(くり)・鐘楼などの建物は安政6年(1859年)に再建されたものだそうで、 県指定有形文化財に指定されているようです。境内の地は、国の史跡「津和野藩主亀井家墓所」として指定されていて、亀井家の分家「高崎亀井家」の墓地や、家老「多胡家」の墓地、初代津和野藩主「坂崎直盛」の墓があります。また、明冶の文豪「森鴎外」のお墓もありました。
このお寺を知ったのは、紅葉を求めて津和野に行った時・・・・有料駐車場のおじさんに、紅葉のおすすめスポットは・・・・と聞いて、ここを教えてもらいました。見事な紅葉が迎えてくれましたが、観光客も殆どいなくて・・・・隠れた紅葉スポットといった趣でした。萱葺きの風格ある建物と曹洞宗のお寺らしい凜とした雰囲気が漂い、それと紅葉とが見事な景色を作っていました。
観光パンフレットによると、このお寺は庭が有名だそうです。確かにTANUKI のような素人目にも、美しい庭だと思われましたが・・・・TANUKI が会いたいのは、やっぱり仏像!寺宝館におられた大日如来さん(鎌倉末期の作と書いてありました)・・・・端正なお姿と優しいお顔の素敵な如来様でした。以来、津和野で時間があれば、大日如来さんにお会いできるのが楽しみになっています。