観光列車の思い出
 TANUKI夫婦が大好きな JR九州のD&S列車をはじめとして、今まで乗った観光列車(一部には、観光列車としては登録?されていないものもありますが・・・・)です。いずれも、TANUKI夫婦にとっては思い出深い列車です。
九州横断特急 (JR九州 D&S列車)
九州横断特急 別府駅にて 九州横断特急 車内 赤水〜立野間 スイッチバック
別府」〜「熊本」と「熊本」〜「人吉」と、2度に分けて全線乗りました。見所は阿蘇五岳を望む阿蘇カルデラの眺望ですが・・・・生憎、乗車した日の天候が悪く阿蘇五岳は雲をかぶっていました。しかし、立野のスイッチバックは圧巻でした。
現在、車内販売はなくなったようですが・・・・私たちが乗った時は、客室乗務員さんがお一人で「観光案内」「車内検札」「シャッターサービス」「車内販売」と、多忙にもかかわらず、素晴らしい笑顔で対応してくださり・・・・おかげで快適な旅を満喫できました。
2016年の熊本地震で、豊肥本線は肥後大津駅〜阿蘇駅間が長く不通でした(大分駅〜阿蘇駅は2018年に復旧しましたが・・・・)。阿蘇駅から先は線路も瓦礫や草に覆われ、とても寂しい状態が続きました。赤水駅のレトロな駅舎も立野駅のホームも崩れていたようですが、2020年8月8日、ようやく全線で運転が再開されました。
南阿蘇鉄道も、一番の絶景ポイント「縦の橋梁」などに甚大な被害を受け運休していましたが、多くの方々のご努力のおかげで2023年7月全線復旧しました。生まれ変わった豊肥本線、南阿蘇鉄道にぜひ乗りに出かけたいと思っています。
いさぶろう・しんぺい  (JR九州 D&S列車)
いさぶろう 人吉駅にて いさぶろう 車内 キハ「いさぶろう」 運転席
大畑(おこば)駅 停車して観光 日本三大車窓・・・あいにくの天気! スイッチバックの先「真幸」(まさき)駅
肥薩線「人吉」〜「吉松」を走る普通列車です。上りが「しんぺい」下りが「いさぶろう」。人吉〜吉松間 35kmを約1時間15分かけて、ゆっくり走ります。その間、駅は「大畑」(おこば)、「矢岳」(やたけ)、「真幸」(まさき)の3駅だけ。
いずれの駅でもゆっくり停車、客室乗務員の案内でレトロな駅舎を観光させてくれます。
見所は、歴史を感じさせる情緒ある駅の風景、大畑駅のスイッチバックとループ線の壮大な組み合わせ(スイッチバックは真幸駅にもあります)・・・・矢岳トンネルと韓国岳などの霧島連山を望む「日本三大車窓」の眺め・・・・我々夫婦は、いつも天気に恵まれず眺望は今いちでしたが・・・・。自然の中でのんびりできた列車の旅でした。
肥薩線は2020年7月の豪雨で壊滅的な被害を受け、八代駅〜吉松駅間 86.8kmが不通になっています。この区間は列車輸送としては慢性的な赤字路線です。しかし、見所満載の絶景路線です。観光列車も「SL人吉」「やませみ・かわせみ」「いさぶろう・しんぺい」、「ななつ星in九州」も走っています。あの絶景がなくなるのは・・・・残念と言うより文化財を失うような寂しい気持ちになります。
 はやとの風  (JR九州 D&S列車)
はやとの風 吉松駅にて はやとの風 車内 嘉例川の「かれい川弁当」
「吉松」〜「鹿児島中央」を肥薩線と日豊本線を経由して結ぶ特急列車です。途中、ゆっくり停車して観光できる駅は「嘉例川」だけですが、この駅は1903年(明治36年)開業、100年の歴史があり・・・・鹿児島県内最古の駅として登録有形文化財に指定されているそうです。また、特急の停まる無人駅としても有名です。ホームの柱には第2次世界大戦で機銃掃射で打ち抜かれた跡が残っていました。
JR九州駅弁グランプリで3年連続1位に輝いた「かれい川弁当」・・・・我々夫婦が乗った時はJR九州内の「みどりの窓口」での事前予約が必要でした。現在は曜日限定で駅での販売もしているという話も聞きましたが・・・・詳細は不明です。弁当は、地元の食材をふんだんに使い、とてもやさしい味でした!美味〜!! 車窓から桜島も美しく見えました。
2004年から運行を続けてきた「はやとの風」は、2022年3月21日で運行を終了しました。ローカル線はどこも赤字を抱えて大変なことは理解できますが、ローカル線を走るこのような観光列車が無くなるのは本当に残念です。
指宿のたまて箱  (JR九州 D&S列車)
指宿の玉手箱 鹿児島中央駅にて 錦江湾側の座席は海を向いています 停車すると玉手箱の煙が・・・?
「鹿児島中央」〜「指宿」間を1日3往復しています。停車したら玉手箱の煙をイメージしたミストが出てきます。
巣の近くを走るローカル線の駅に、乗車券予約10時打ちの名人(?)がおられ、先頭車両1号車の海向き先頭座席12A・13Aを押さえていただきました。おかげで、とても優雅な気分で錦江湾と桜島を眺めながら指宿までの旅を楽しむことができました。
車内販売の「いぶたまプリン」・・・・絶品でした! 指宿では名物の「天然砂むし温泉」と「温たまらん丼」を堪能しました。
ゆふいんの森 (JR九州 D&S列車)
ゆふいんの森(キハ72系) 博多駅にて ゆふいんの森 車内(キハ72系) ゆふいんの森(キハ71系) 由布院駅にて
ゆふいんの森 車内(キハ71系) 車窓から豊後森の機関庫 車窓から由布岳
「ゆふいんの森」は、JR九州D&Sを代表する観光列車だとTANUKIは思っています。歴史的にも・・・・です。
現在「ゆふいんの森」は、4両編成のキハ71系と5両編成のキハ72系が、鹿児島本線、久大線、日豊本線を経由し、「博多」〜「由布院」〜「別府」間を走っています。同じ区間を2系統の特急として特急「ゆふ」が運行し、代替車両のない「ゆふいんの森」が運休時は、同じ列車ダイヤで「ゆふ」が運行しています。
天ヶ瀬の「慈恩の滝」では列車が徐行運転をしてくれますし、豊後森では国の登録有形文化財に指定されている旧国鉄扇形機関庫を見ることができます。TANUKIのお勧めは、豊後森周辺の「切株山」「万年山(はねやま)」などの二重メサ(卓状台地)の山々と遠くに望む「くじゅう連山」の風景です。もちろん、車窓からの由布岳の眺めも・・・・大分・別府間の「別府湾」の眺めも最高です!
JR九州の観光列車に乗務されてる客室乗務員の方は、とても親切で笑顔の素晴らしい方が多いです。毎回、ちょっとした会話で旅の思い出を添えてくださいます。
旅 人 (たびと)  西鉄 太宰府観光列車
朝の1便だけ天神から太宰府への運行があるようですが、通常は「太宰府」〜「二日市」間を運行する西鉄の観光列車です。
「太宰府」〜「二日市」は、途中「五条」に停まりますが、それでも6分間で到着します。まさにミニミニの観光列車です。
○○のはなし (JR西日本 山陰本線)
○○のはなし 東萩駅にて ○○のはなし 1号車(和風) ○○のはなし 2号車(洋風)
萩駅 お見送り!の歓迎! 日本海の景色が素晴らしい!
「○○のはなし」は、「は」萩、「な」長門、「し」下関を結ぶ山陰本線の観光列車です。上りは駅弁(要予約)を楽しみながら3時間の旅、下りは、途中仙崎に乗り入れて30分の停車観光。そのほか「人丸駅」「阿川駅」にゆっくり停車して3時間半以上をかけて下関に戻ります。また、途中のビューポイントでは徐行ではなく停車して景色を楽しませてくれます。
車内販売はグッズだけで飲み物などはありませんでしたが、仙崎の停車時間中には道の駅「センザキッチン」まで歩いて行けますし、阿川駅の構内にはカフェーが営業してて、飲み物など購入できます。(ただし、買う時間があるのは下りのみのようです!)
思い出MENUにもどる