仁田峠のミヤマキリシマ
TANUKI の 近況報告   仁田峠で満開のミヤマキリシマに・・・    2014. 5.19.
長洲港からフェリーで島原半島(多比良)へ 仁田峠で満開のミヤマキリシマが迎えてくれました
ミヤマキリシマって、いろいろな色があるんですね! 枯れもなくて・・・まさに今が満開と言った状態でした
とにかく・・・きれい! 夢がまた1つかなったのかな? 展望台から普賢岳と平成新山を眺める・・・
ホテルで夕食後、雲仙地獄を歩いてみました 地獄の道沿いに、ドウダンツツジが群生していました
豪雨で登山をあきらめて、島原へ・・・まずは島原城へ 武家屋敷跡から鯉の泳ぐ街をぶらり散策!
仁田峠で、満開のミヤマキリシマに出会えました!

 「満開のミヤマキリシマの中を歩いてみたい!」次なる夢をかなえようと雲仙へ。一昨年の九重は、ちょっと盛りを過ぎてたし・・・昨年の高千穂峰は、ちょうど満開だったけど、下から眺めただけだったし・・・。今年こそと思い、雲仙に出かけました。
 ミヤマキリシマの開花時期・・・TANUKI の開花予想では、高千穂峰・雲仙温泉→仁田峠・仙酔峡→韓国岳・普賢岳→鶴見(自信なし)→九重→阿蘇(高岳火口跡、大鍋)の順番なのかな?もちろんその場所ごとの高度差でも時期は異なりますけどね。・・・というわけで、今回は仁田峠に狙いを絞って雲仙に出かけました。

 カーナビで最短コースを検索したら、長崎自動車道、諫早経由のようです。しかし、最近、老化現象が現れ始めたTANUKI には、長距離の連続運転は無理! 少しでも休憩を入れたいと、長洲港からフェリーで島原半島(多比良)へ。
 夕方、雲仙に到着。そのまま仁田峠に行ってみました。駐車場も数台スペースが空いていました。(前日、前々日の土日は、駐車場に入るのに2時間待ちだったそうです!)
 そして・・・出会えました。まさに満開のミヤマキリシマ! いや〜、きれい! とにかく・・・きれい! 「きれい」以外に形容できる言葉が見つからない程でした。

 ホテルに着いて夕食後、ホテルのすぐ前が雲仙地獄だったので・・・仲居のお姉さんに「この時間からでも地獄に行けます?かなり薄暗くなったけど・・・」って聞いたら、「大丈夫ですよ。でも結構不気味ですよ〜。」とのこと。不気味?そりゃあ、是非行かなくっちゃ! 確かに不気味な雰囲気はありましたけど、他に観光客もいなくて、静かな散策路でした。地獄の道沿いにドウダンツツジの群生があって、とてもきれいでした。

今回、夢はかなったのかな?かなわなかったのかな??

 仁田峠の駐車場は、登山者の駐車は禁止とのことでした。登山者は下の池ノ原園地から・・・でも、地図を見る限り、距離も標高も牧ノ戸から沓掛に登るぐらいあるじゃん・・・というわけで、雲仙のホテルで「登山プラン。仁田峠までの送迎+お弁当」というのを頼んでいました。
 レーダー画面にも雨雲はまだ接近してないし、予報では「午前中は弱い雨。午後、雨が強くなる。」とのこと。泊まった日の夜、ホテルの方から「どうされますか?」と聞かれたので、「弱い雨なら登ります。妙見までは行けるでしょうし、行けるなら、直に普賢でしょうね。平成新山の縁を廻る新ルートは無理かも・・・。もし、途中で雨がひどくなってエスケープの場合、どうすれば良いですか?」「はい、その場合はご連絡いただければ、仁田峠までお迎えに行きます。」「それならば安心ですね。よろしくお願いします。」と話していたのですが・・・朝、起きたら・・・な、何と、降る吹くの大雨。あきらめるしかありませんでした。
 満開のミヤマキリシマに出会えたし・・・確かに、満開のミヤマキリシマの中を歩いたんですけど・・・山には登れなかった・・・。これって、夢がかなったことになるのかな〜??

登山の代わりに・・・島原を観光して廻りました

 ホテルで雲仙の観光スポットを教えてもらい・・・歩いて行ける範囲と言うことで、まずはと「ビードロ美術館」へ。朝早くで、ほかに誰も来館者がいませんでした。館長さんらしき方が丁寧に解説と案内をしてくださり、ディスクオルゴールも聴かせてもらえました。大満足でしたが、外に出たら傘をさしててもずぶ濡れになるような雨。仕方なく雲仙を後にして島原へ。島原城の駐車場に車を駐めて、ホテルでもらった登山弁当を。ちょっとむなしいですね。
 雨も少し治まってきたので、武家屋敷や湧水群を観光してみました。武家屋敷の一角に「寒ざらし」の看板が・・・歩き疲れた身体には甘くて、なかなかの味でした。四明荘では、とても品の良い和服姿の、穏やかな仕草の女性の方がお茶を入れてくださったのですが、話を色々してるうちに・・・花を求めて北アルプスなどを登山されてる山ガールと判明。和服姿のお姿と話の内容のギャップに少々戸惑いながら、いろいろと普賢岳のことを教えていただきました。
さらに、観光協会なる看板の前を通ったら、観光パンフレットを片手に前を通り過ぎただけなのに、「観光客が来た〜!カモが来た〜!(失礼!)」とばかりに中から係の方が飛び出してこられて「○○は行かれましたか?次はどこへ行かれますか?」と・・・。
何かおもしろいというか・・・すてきな街ですね。途中、あちこちで涌きだしていた湧水もとても美味しかったです。
 最後に「がまだすロード」を走って「がまだすドーム(雲仙岳災害記念館)」へ。道の途中に「がんばらんば・・・」という看板があちこちに。「がまだす」も「がんばらんば」も「がんばろう」の意味なんだそうですね。ちなみに「がんば」はお魚の河豚のことだとか・・・???
 普賢岳の噴火、それに伴う災害・・・1990年〜1996年のことなんですね。TANUKI は報道でしか知らなかったのですが・・・間近に平成新山を見て、がまだすドームの被災資料を見て、改めて自然の力を感じました。そうそう、あの時は、霧島連山の韓国岳から噴煙を見たんだった。