山口線が復旧 C571が帰って来ました!
TANUKI の 近況報告   山口線が復旧 C571が戻ってきました!    2014. 8.23.
沿線で待つ子供達の前をC571が走っています・・・ 「全線運転再開記念」のヘッドマークが付いていました
C57-1(貴婦人)とC56-160(ポニー)の重連運転・・・ 貴婦人もポニーも田園風景が似合います
この日は、帰りもたくさんの人が集まっていました やっぱり・・・重連のドラフト音は身体に響きます
C57もC56も「帰って来たぞ〜」と汽笛を鳴らし続けていました 客車のマークは、今までと同じ「やまぐち号」でした
山口線が復旧しました・・・!

 山口線のことを書く前に・・・今回の広島市の豪雨で土砂災害に遭われた方、また、その関係者の方々にお悔やみとお見舞いを申し上げます。二次災害も心配ですが、一日も早く行方不明の方々が無事見つかりますように!

 昨年の豪雨災害で壊滅的打撃を受けた山口市の徳佐地区も徐々に復旧・復興しています。1ヶ月前に所用で徳佐に行きましたが、国道9号線も復旧していました。まだまだ、あちこちで重機が動いていますが・・・。
そして、先日のJR山陰本線の全線開通に少し遅れて、今日(8月23日)JR山口線も全線がつながったようです。そして、待望のシゴナナ(C57-1)とシゴロク(C56-160)の重連運転が実現しました。

1年以上・・・寂しい山口線でした!

 豪雨災害の後、C57は梅小路に帰っていきました。でも、11月にはシゴロク(ポニー)がDD51(ジーゼル機関車)の助けを借りて「がんばろう山口・津和野」のヘッドマークを着け、復興のシンボルとして運行を開始してくれました。しかし、線路が流されて、転車台のある津和野までは行けないので、帰りは後ろ向きで客車を引っ張ってました。でも、後ろ向きのSLが珍しいようで・・・カメラマンやマニアの方には評判だったようです。
 今年の春にシゴナナ(貴婦人)が帰って来ましたが、動輪に不具合が出たらしく、すぐに梅小路に戻ってしまいました。シゴナナの最後の運転・・・ちょうどTANUKI もms.TANUKI も見てました。定時よりずいぶん遅れてシゴナナの汽笛が聞こえたので、「あれっ?」と思いながら表に出てみたのですが、いつもになく、ゆっくりと・・・止まるんじゃないのって思うようなスピードで通っていきました。いつもなら鳴らさないような場所で汽笛を鳴らし続けて・・・いつまでも汽笛の音が聞こえていました。まるで「さようなら〜、さようなら〜!」って言ってるみたいに聞こえました。
 5月の連休も・・・SLも特急「おき」も走らず・・・寂しい山口線でした。TANUKI も参加してる公園の草刈りボランティア仲間も「SLが走らないのだから、線路脇は草を刈らなくても良いよね。子供達がSLを見に来るから、我々もがんばれるんだし・・・」などと後ろ向き発言にみんなが納得してしまう始末。
 でも・・・やっとシゴナナが戻ってきました!

山口線が全線再開! シゴナナもシゴロクも・・・帰って来てくれました!

 山口線が復旧して、全線再開の日・・・今年の8月はずっと雨ばかりでした。チビダヌキVの夏休みの自由研究「雲の観察」も雨雲ばかりで、夏の雲が全く写真に撮れませんでした。なのに、この日、朝からすっきりとした青空! まるでお天気まで山口線の再開を祝ってくれてるように・・・。(補足:次の日・・・SLが走る時間は、またまた雨でした!)
 TANUKI のいつものSLポイントも、この日は今までにないような多くの人で溢れていました。たくさんの子供達が手を振っていました。「全線運転再開記念」のヘッドマークを付けたシゴナナがシゴロク(ポニー)と重連で、あの独特のドラフト音を響かせながら走って行きました。沿道の子供達に汽笛で挨拶しながら・・・。
 やっぱり、シゴナナのドラフト音は良いですね〜。シゴナナの修理が、この日に間に合うのか・・・沿道に集まってた人たちも、みんな心配してたようで、シゴナナが姿を現したときは、みんなから大歓声がわき起こりました。さすが・・・C571(貴婦人)は不死鳥だ!復興を後押しするにふさわしいSLだ!

 山口線は再開しました・・・でも、広島にはTANUKI やms.TANUKI の友人も住んでいますので、心配してましたが・・・何とか無事のようです。ちょっとだけ安心しています。 広島球場では、喪章を着けたカープの選手達が「自分たちが勝つことが広島の力になる!」と頑張ってくれていますね。山口線のシゴナナもシゴロクも、元気に走ってくれて徳佐地域の復興が進んでいくことが、広島の復旧・復興を後押しできると信じています。
 どうか一日も早く、広島の方々の生活が復旧しますようにお祈りしています。