倉庫の屋根修理
TANUKI の 近況報告   倉庫の屋根を修理してもらいました      2016. 1.15.
台風で倉庫の屋根・・・破風板が落ちました 屋根が全体的に腐ってしまって・・・
屋根材をはがしています・・・やっぱり腐食がひどい! 屋根の下地ができて、新しい屋根材を
今度は、水切りもちゃんと作ってくれました 破風板の塗装も終了・・・完成しました!
倉庫の屋根修理に振り回された半年間でした!

 倉庫の屋根が壊れたのは、昨年夏の台風なのですけど・・・やっと屋根の修理をしてもらいました。水切りが不十分で屋根の端が腐ってしまって、台風がとどめを刺してくれたようです。(実際には、垂木もかなり痛んでいたそうですが・・・)
 ずいぶん長くかかったのは・・・実はトラブル(?)というか、業者さんに対して「いろいろありまして・・・」の連続で・・・。

<最初のカチン!> 台風の後・・・どうしよう?と考えて悩んでいました。ちょうど町内の集まりがあって、会議の後の雑談(井戸端会議?)の中で台風被害の話になり、実は我が家の倉庫の屋根も・・・と話しましたら、横に座ってた方から「保険はかけてないの?」と言われ、「いや、家本体には保険をかけてるけど・・・」「完全に独立してる倉庫なら無理だけど・・・うちの保険なら、家に付随する倉庫やガレージでも出すよ。」・・・そう言えばこの方、保険屋さんだった・・・「ま、会社が違うから何とも言えないけど・・・とりあえず聞いてみたら?」と教えてくださいました。
で、さっそく保険会社に連絡。センターのお姉さんが「大変でしたね。出ますよ。」と親切にいろいろ教えてくれました。そこまでは良かったのですが、おそらくセンターから連絡が行ったのでしょうが、外交のおばさんから電話が・・・いきなり「センターに直接言われたんですね。」「あなたに教えてもらった番号に電話したけど、その電話は使われてないとのことでしたので・・・。」「会社の電話なんで、番号が変わったんです。」「そうですか。それなら、何かあったときのために教えてほしいですね。」「この番号です・・・で、私が何かすることがありますか?」「もう結構です!直接、センターとやりとりさせてもらいます!」「そうですか・・・(ガシャン!)」
 普通、大変でしたね・・・とか、とりあえずお伺いします・・・とか言うんじゃない? 車にかけてる保険会社さんでさえ、台風の後「被害はございませんでしたか?」ってメールをくれるし・・・。もう、次の保険更新の時には会社を代えてやる!!
でも、実際は・・・保険とかに全くの素人のTANUKI には大変でした。センターのお姉さんは、とても親切に細かく教えてくれたのですが、それでも写真の撮り方がうまくなかったり・・・電話だけのやりとりでしたので、ずいぶんお姉さんに手間をかけさせ、迷惑をかけました。

<次のカチン!> とりあえず業者さんの修理見積もりがいるとのことで・・・しかし、特に付き合いのある業者さんはいないし、毎年、年賀状をくれる業者さんに連絡。すぐ、セールスなるおじさんが来てはくれたのですが・・・いろいろ話してるうちに、このおじさん、TANUKI 以上に素人(!)と思われ、TANUKI が「この屋根・・・水切りがちゃんとしてないでしょう?」と言っても「はあ〜」。「屋根材は何を使われます?」「○○で・・・」「いや、ここはね・・・とにかく風当たりが強いところですから、それでは困ります。他のを考えてもらわないと・・・」「はあ〜」と言った調子。
とりあえず見積もりをお願いしたのですが、どうやら見積もりは設計士さんに別注するらしく・・・1週間以上たって、やっと持ってきてくれました。しかし、その内容を見て再び唖然!どうやったら、こんな高額な金額が出てくるのか? TANUKI のような素人が見ても価格の水増しが一目瞭然!すぐにお断りしました。保険会社には・・・申し訳ないけど、他に見積もりを取ってないので、そのまま提出しました。保険会社のお姉さんは「書類がそろってれば良いのです。保険金はこちらで精査しますから。」と電話口で笑って対応してくれました。で、保険金は、その見積もりの半額程度でした。

<再びカチン!> 施工業者さんの当てがなくなり、完全に腐るまで放っておこうと諦めていました。ご近所の方々は、それぞれ心配してくれて、「私の知り合いの大工はどう?」とか「うちがいつもお願いしてる宮大工がいるけど、よかったら・・・」とか言ってくださるんだけど、TANUKI は、いささか気が抜けてしまって・・・。そんな中、飛び込みでセールスさんが「お宅、修理しないんですか?うちにやらせてください。」と。仕事を探して歩き回ってるんでしょうね。でも、このおじさんも・・・どう考えても素人くさい(?)「いくらで工事する?」「あ、そうですね・・・○○万円でどうでしょう。」「あのね、破風板だけじゃないよ。見たら分かると思うけど、これ屋根全体の葺き替えになるよ。」「はあ、そうですか。それでも○○万円ぐらいでできますけど・・・」と、提示してきた金額は、保険金のさらに半額程度。安いのは助かるけど・・・これはおかしい!「とりあえず名刺を置いていきな」と保留。名刺には業者名と並んで結構な設計事務所の肩書きが並んでいました。どう考えても?なので、娘ダヌキに「こんな業者、知ってるか?」と電話。よく考えたら、娘ダヌキも業種はちょっと違うけど、似たような職業だった。娘からは「その設計士さん、よく知ってる人だから・・・ちょっと待ってね。」と。次の日「お父さん、その業者さんやめとき!設計士さん、勝手に名前を使われてるみたい・・・仕方ないなあ〜、私が責任もって業者を捜して連れて行く・・・今、大工さんは不足してるから、時間はかかるよ。」 二転三転、娘ダヌキは、最初、相手にしてくれなかったのに・・・でも、助かりました。

で・・・やっと修理を

 娘ダヌキが紹介してくれたのは、大手住宅メーカー傘下のリフォーム会社でした。担当のお姉さんが来てくれ、倉庫の寸法を測って「私、娘さんとは大学の同級生なんですよ。うちの会社も娘さんの会社と取引がありまして・・・。」なるほど、そういうことなんだ。「台風被害とのことでしたが・・・保険の方は?」そう言えば、今までの業者さんで保険のことを言ってくれた人はいなかったね。「もう申請も済んでいます。保険金は○○万円でした。」「ああ、そうですか。実は、写真を娘さんからいただいてるので、大まかな見積もりはしています。保険金は適正金額ですね〜。うちの見積もりもその程度の金額です。あとは、屋根材を選んでいただければ、正確な金額を出して見積書を持ってきます。」何かキビキビしてますね・・・安心できます!
 担当のお姉さんは、年内には工事しますと言われたのですが・・・暮れも押し迫っていましたし、年明けで結構ですとお願いしました。その方が落ち着いて工事してもらえますしね。で、年が明けて3人の職人さんが来てくれました。2日かけて、屋根材をはがして下地を作って、新しい屋根材を葺いてしまいました。今度は、ちゃんと水切りも付けて・・・さすがに早くてきれい。
 これで終わりかなと思っていましたら、数日後、今度は塗装屋さんが「破風板を塗ります」とやってきました。この方は1人で・・・あっという間に塗装してしまったのですが・・・「2度塗りをしなきゃ。乾かせば乾かすほど塗装が丈夫になるから。」と暇そうにしておられたので、話しかけたら、とても話し好きの方のようで・・・延々と話が止まらなくなってしまいました(笑!)。出身は鹿児島とのことでしたが・・・そう言えば「カゴンマ」のお顔でした。

 お陰様で・・・倉庫の屋根も一件落着。しかし、巣も、作って10年たつと・・・あちこち不具合が出てきますね。次は、トイレの点検と修理もお願いしなきゃ・・・。