紅葉を求めて 国東〜耶馬溪
TANUKI の 近況報告   紅葉を求めて・・・国東〜耶馬溪! 2019.11.17.〜18.
宇佐神宮 能舞台前の紅葉 紅葉が鮮やかでした 大楽寺・・・平安期の素敵な弥勒菩薩さんがおられました
天念寺・・・川中不動さんの周囲も紅葉が見事! 国東の山道は、どこもきれいに紅葉していました
文殊仙寺・・・ここから延々と階段の参道が続きます 久しぶりに両子寺へ・・・仁王さんが迎えてくれました
両子寺境内の紅葉・・・どこも紅葉がきれい! 深耶馬渓も・・・まさに紅葉の見頃!
「一目八景」・・・やっぱりここは最高の紅葉です! 生憎、雨がパラパラと・・・天気が良ければ最高なのに!
今年は・・・旅に行ってないな〜 せめて紅葉を観に行こ・・・!

 今年は、孫に振り回され・・・日帰り程度のちょこちょこと出かけることはあっても、5月に由布院に行って以来どこにも行っていません。夏の終わりになってからも・・・毎日、小学校から我が家に寄って宿題をしてから帰りますので、留守にできないのです。おかげで、じいちゃんもばあちゃんもストレスが溜まってきました。
 で、せめて紅葉を観に深耶馬渓と国東に行ってみることにしました・・・国東は、まだ行ってみたいお寺やもう1度行ってみたいお寺がありますので。

1日目・・・宇佐と国東で素敵な出会いをいただきました

 国東を訪れるなら、まずは宇佐神宮にご挨拶です・・・宇佐神宮も紅葉がきれいでした。参道沿いのお店で昼食を食べて、前から行ってみたかった「大楽寺」へ。平安時代後期の作と言われる「弥勒菩薩」さん、2体の脇侍菩薩さんを四天王さんが囲んで・・・7体の仏像がすべて国指定の重要文化財とのこと。素晴らしい仏様でした。
 我々夫婦の他は拝観者もなく・・・住職さんが案内をしてくださいました。菩薩さんは藪内さんの所で修復を受けたとのことでした。「宇治の鳳凰堂の本尊様と同じ様式とのことです」と言われたので「定朝様(よう)ですか・・・阿弥陀様はたくさん観てきましたけど、定朝様の弥勒様は初めてです。」と言いましたら、わざわざ内陣にまで通してくださり、寺の由来や一体ずつの仏様の詳しい説明をしてくださいました。帰りには、住職さんがお寺の外にまで追いかけてこられ・・・「渡し忘れた!」とパンフレットなどをいただきました。

 川中不動さんがおられる天念寺へ・・・ここの水が美味しくて、前に来たとき「鬼会の里歴史資料館」のコーヒーが絶品でしたので、また飲みたくて寄りました。天念寺は無住寺・・・前回来たときは閉まっていました。今回は開いていましたので、天念寺の木造仏さんにも出会えました。
 天念寺から連続つづら折れの山道を走り文殊仙寺へ・・・前から訪れたいと思い続けてたお寺です。途中の紅葉もきれいでした。延々と続く急な石段を登りお寺へ。お参りを済ませて帰ろうとしてたら、山門の所で「お接待だから・・・」とお餅とお茶をいただきました。この日は秋の大祭とか・・・お寺は地元の方々が支えておられるのですね。お茶を沸かしておられた鉄の茶釜がすごかったので・・・聞いたら、江戸時代の物だとか。お接待をしておられたリーダー格の方(80歳とか)が、「どこから来た?」・・・「ついておいで、案内してあげる」と親切に、樹齢1000年のケヤキや「ここから山口県が見える」と海の見える鐘撞堂まで案内してくださり・・・そして、江戸時代から伝わるという鐘とご近所の方々が寄進されたという大鐘をつかせてくださいました。
 大楽寺と文殊仙寺・・・どちらも、すばらしい出会いをいただきました。でも、そのお陰で時間を取り過ぎてもう夕方、山はすでに薄暗くなってきて・・・予定してた残りのお寺はパス!最後に両子寺へと思いましたら駐車場に大きな看板が「両子寺に行かれる方、カーナビを設定しないで! 狭い山道を案内してしまいます。」門前から広い道を10Km海の方に走り・・・・再び戻る形で隣の谷筋へ行くようにとのこと。両子寺に着いたのは参拝時間終了間際でした。

前線の雨を避けながら深耶馬渓渓へ

 TANUKI夫婦が旅に出ると・・・必ずと言っていいほど交通トラブルなどに会います。それがなければ雨が降ります。困ったものです! 今回も、「日本三大紅葉」と言われてる深耶馬渓経由で帰ろう・・・休日は駐車場も駐められないだろうからと月曜日にずらしたのですが、大陸から前線が接近。通過する時は激しい雨との予報。
 紅葉は、やっぱり青空との対比が一番美しいのですよね。雨は最悪!曇りでも色は映えないけど雨よりはまし・・・と、我々夫婦にしては珍しく、朝早くホテルをチェックアウトし、高速を使って一路深耶馬渓を目指しました。
 途中の大分道・・・特に由布岳周辺や九重は、さすがにきれいでした。急いだおかげで、何とか雨を避けて深耶馬渓の紅葉に出会えました。やはりここは観光客が押しかけるだけのことはありますね(シーズンオフは静かな山里ですけどね・・・)。見事な紅葉が迎えてくれました。
 雨に追われるように耶馬溪を後に・・・まだ時間も早いので、久しぶりに羅漢寺に寄ってから巣に戻りました。