観光列車 ○○のはなし
TANUKI の 近況報告    「○○のはなし」 に乗ってみました  2021. 4.11.
山陰本線 観光列車 ○○のはなし 東萩駅 ○○のはなし 1号車(和風)
○○のはなし 2号車(洋風) お見送り・・・萩駅にて
日本海の海がとてもきれいでした! 水平線からの青のグラデーションが何とも美しい!
仙崎駅で30分の停車・・・仙崎の観光へ 下関に近づき・・・夕暮れが迫ってきました
「○○のはなし」に乗ってみよう!

 コロナのお陰で・・・・この1年半、旅をしていません! TANUKI夫婦のストレスも最高潮に達しています。体力的にも経済的にも、あと何年先まで旅ができるか分からないというのに・・・・でも、高齢者夫婦としてはやっぱり・・・・ね。
お代官様も「県外には行くな〜」と言ってるし・・・・「県外に行って感染しました」ってのは、やっぱり格好が悪いし、「県外から来たの?」って白い目で見られるのも嫌だし・・・・でも、せめてどこかに行きたい!と考え、ローカル列車で県内を半周する計画を立ててみました。
 計画を考えるうえで、一番の問題は山陰線。県内の山陰線は、特急は走ってなくて普通列車も2時間に1本程度。あれこれタイムスケジュールを考えてるうち、そう言えば観光列車があったと思い出しました。でも旅の日は先に決めてましたので・・・・やっぱり1月前の10時打ちじゃなくては切符を買うのは無理だろうな〜・・・ま、どうせ「ダメ元!」・・・と思いながら近所のローカル駅へ。窓口で恐る恐る「ダメとは思うけど・・・・」と聞いてみたら「ちょっと待ってください・・・(発券機をカタカタ・・・)空いてますよ。どの席取ります?」「えっ?! そんなに空きがあるの?できれば2号車が・・・・」「2号車は真ん中の席が埋まってるだけですよ」とのこと。やっぱり、みんな旅とか遠慮してるのかな〜。でも、ラッキーでした。

まずは・・・萩に向けて出発!

 「○○のはなし」は、新下関駅から下関駅で折り返し、東萩駅までの山陰線を走っています。ビューポイントでは、徐行じゃなくて停車して楽しませてくれるのは上りも下りも一緒らしいのですが・・・・上りは駅弁を食べながらの3時間の旅。帰りの下りは途中で旧仙崎線を仙崎まで乗り入れて「金子みすゞ」の記念館などを観光できるよう30分停車します。そのほか、「人丸駅」「阿川駅」などでもゆっくりと停車し3時間半以上をかけて下関に戻るようです。これは・・・・やっぱり乗るのは下りですね!
 萩まではバスなのですが・・・・ここは高齢者の特権を利用させてもらうことにしました。自宅近くのバス停からコミュニティバスで山口駅へ。山口駅から東萩駅まではJRバスで。市内発着でバスを利用する時は、市が高齢者に発行してる「福祉優待バス利用証」を見せれば100円で利用できます。山口駅〜東萩駅のバス料金は1800円ですから、ずいぶんお得です。ただ、この路線は普通便しかありません(新幹線の停まる新山口駅からは何とかライナーってのが出てますが・・・・)。各バス停で停まりながらの1時間半以上のバス旅は、「ゆっくり、のんびり・・・・」を目指したはずのTANUKI夫婦でしたが、さすがに疲れました。
 東萩駅近くの店で昼食。列車の発車まで時間があったので、萩のコミュニティバスを乗り継いで萩市街を一周してみました。これには優待券は使えませんけど・・・・萩のコミュニティバスは、1回100円でした。

天気に恵まれ・・・美しい日本海でした

 東萩駅で「○○のはなし」に乗車。乗ってみたら、海側のテーブル席は全部埋まっていました。窓枠に邪魔されない2人掛けのテーブル席は、中央と左右の端から2つめ・・・・2号車では3席だけです。もう少し予約が遅かったら取れてなかったかも・・・・ラッキーでした。
しかも、この日は天気予報に反して抜けるような青空! 登山と一緒で我々夫婦にとってのファーストラックだったようです。日本海の海の色がとてもきれいでした。抜けるような青空と水平線からグラデーションを描く海。最高の眺めでした。
 車内販売はグッズのみで、飲み物や食料はありませんでしたけど・・・・仙崎駅では道の駅「センザキッチン」まで行けましたし、阿川駅にはJRとの共同企画というカフェが構内にできてて、停車時間中に利用できました。
 日本海の景色を堪能し・・・・夕暮れが近づくと共に列車は下関へ。きっと晩秋とか冬だったら、日本海に沈む夕日が見られるのでしょうね。車窓にだんだん家並みが増えてきてビルやショッピングモールが見え始めました。

 TANUKI夫婦は下関駅で下車。夕食を食べようと駅に隣接する大型商業施設へ。駅周辺も予想より人の数が少なく、食堂街も閑散としてましたし、空き店舗も多く、お店の数も少なくなったような・・・・。下関は通勤通学では隣の北九州市と一体化していますし、一時は新型コロナ感染者も多かったからでしょうか。
 ま、おかげで(?)・・・・人が並んでないお店を探すわけでもなく、待たされることもなく、ゆっくりと静かに夕食を食べることができました。食事の後は、いつも通りに・・・・山陽本線とローカル線を普通列車(鈍行列車って言葉がありましたね〜!)を乗り継いで巣に帰りました。