乗り鉄の旅 ローカル列車で県内半周
TANUKI の 近況報告   乗り鉄の旅 ローカル列車で県内半周  2021. 6.27.
山口駅からキハ40で出発 山口線キハ40の車内 セミクロスシートです
篠目駅で特急「おき」と列車交換 山の中腹にお稲成さん、赤瓦の町並み・・・津和野です
益田から山陰本線・・・・こちらもキハ40 山陰本線もセミクロスシートでしたが、ロングシートは長め
日本海の海岸線に沿って線路が続いています 入り江ごとに、小さな漁村が点在していました
長門市駅 美祢線に乗り換え 美祢線キハ120・・・この車両も座席はセミクロスシートでした
湯本温泉・・・列車からは温泉街の裏側しか見られませんでした 今回のゴール厚狭駅・・・後は山陽本線で巣に戻りました
ミニ版 乗り鉄の旅・・・・ローカル列車で山口県半周!

 4月に観光列車「○○のはなし」を利用して、山陰本線 東萩〜幡生、山陰本線の支線 長門市〜仙崎、山陽本線 下関〜新山口・・・・と、県内の路線の1/3強を乗り継ぎました。で、今回、残りの区間・・・・半周と書きましたが、実際には1/3強かな? を計画しました。
新型コロナ感染も第4波の感染拡大も、県内はとりあえず治まってきました。しかし、都会(?)の方はまだまだですし、「丁寧な説明・・・・」とか言いながら、何の説明もできず、ただただ精神論をお題目のように唱えて感染拡大キャンペーンをやってる政治屋さんたちじゃ、次の第5派の感染拡大は確実でしょうし・・・・この期に及んで、オリンピックもその責任をたらい回ししてますしね。第5波が来たら、またどこにも行けないだろうし・・・・今が、チャンスかも。 というわけで・・・・県内の残り路線を、ローカル列車で回るミニ旅を計画しました。まず、山口線で山口〜益田、山陰本線で益田〜長門市、美祢線で長門市〜厚狭というコースです。山陰線の東萩〜長門市、厚狭駅からの山陽本線は前回とダブりますが、仕方ありません。
TANUKI 夫婦もお陰様でコロナワクチンを2回接種しましたし・・・・2人ともご近所の開業医さん(別々の病院ですが・・・・)で個別接種してもらえました。これで少しは迷惑をかけずにすみそうです。

山口線 山口〜益田

 山口線は、単線非電化のローカル線なのですが・・・・新山口〜山口(一部列車は「宮野」)までは1時間に2本程度走っています。特急「おき」も走っています。しかし、宮野から先は、2時間に1本程度になります。ま、我々夫婦だって、津和野とかに行くには・・・・やっぱり車ですね。列車じゃ、とても不便です。そのあたりが悪循環なんでしょうね。
 仁保駅から山口線では25パーミル(25%)という最大勾配にプラスしてトンネルの連続となります。C571やD51-200で運行する「SLやまぐち号」にとっては難所ですが、旧型とはいえ・・・・さすがキハ。凄まじいジーゼル音を響かせて登っていきました。峠を登り切ると「篠目駅」。ここは、SLの給水塔が残っているのですが・・・・ちょうど特急「おき」と列車交換。おかげで特急列車がじゃまをしてくれて給水塔の写真は撮れませんでした。でも、ここには掲載していませんが・・・・津和野駅の転車台は車窓から写真に撮れました。

山陰本線 益田〜長門市

 益田に着いて、まずは腹ごしらえと駅前に出たのですが・・・・駅前というのに人がいない! 昼食を食べるために、事前にネットで調べてたお店はすべてお休みでした。島根県、それもこの地域はコロナ感染者も殆ど出てないというのに・・・・。結局空いていた店は、海鮮系チェーンの店と中華系チェーンの店だけでした。
益田から松江方面への列車は、特急を含めて1時間に1本出ていますが、津和野への山口線は2時間に1本弱。萩方面への山陰本線に至っては1日に7本しか走ってなくて・・・朝9時台の次は我々が乗ろうとしている13時台の列車。その次は17時台という状況です。時間つぶしに、ゆっくりと昼食と思っていましたのに・・・・。そう言えば、周囲で列車待ちをしてる人たちは、みんな駅のコンビニでパンとかを買って、駅の待合やホームのベンチでお食事中・・・・ここはそんなものなのかな?
 山陰本線・・・・益田〜東萩間は、TANUKI 夫婦にとって未知の区間でした。しかし、他の山陰線の区間同様、日本海の海と入り江ごとに赤瓦の漁村の風景は、日本の原風景と言った趣で素敵でした。前回の「○○のはなし」の時は、天気も良くて海の色味きれいでしたが・・・・ビギナーズラックだったようで、今回は遠くの島も霞んでいました。

美祢線 長門市〜厚狭

 美祢線に乗車するのは初めてですが・・・・この区間は車では何度となく走っています。しかし、見慣れた景色を列車の車窓から眺めると、また違って新鮮に見えるものですね。
ただ、この区間で一番期待したのは・・・・最近、湯本温泉に星野リゾートが進出し、公衆浴場「恩湯」が新しくなって、温泉街の川沿いを中心に「そぞろ歩き」ができる場所が整備されたって聞いていましたので、そんな風景が見られるかなと期待したのですが・・・・線路は温泉街の裏側を走っているようで、旅館のごちゃごちゃした裏側しか見えませんでした。残念!

 今回の旅のゴールは「厚狭駅」。山口線、山陰本線、美祢線と1日中「キハ」のジーゼル音と振動に疲れましたけど、当初の目的は果たせました。山陽本線に乗り換える前に、ちょっと休憩・・・・お茶でも飲もうと駅前をぶらついてみたのですが、ここも駅前のお店はみんな閉まっていました。歩いている人もいない・・・・。
 コロナ前(?)は、旅をするのに人混みと、どこに行っても聞こえてくる意味不明な言葉の甲高い響きに悩まされていたのですが・・・・お店も開いていないし、人もいない・・・・この状況も逆に違和感があります。でも、まだまだコロナの感染防止には細心の注意を払わなきゃ。その意味では、今回の旅は、どの列車もボックスシートに2人だけでしたし(それだけ空いていたということですけど・・・・)、極力人と接触しないように努力はしました・・・・と自分を納得させています。
厚狭からは山陽本線・・・・やっぱり電車は速いし静かだと改めて実感しました。