くじゅう登山は天候に恵まれませんでした
  2011. 7. 26〜28.  今年は天候に恵まれませんでした
阿蘇の登山規制も解除されて・・・でも、雨でした 翌日の朝、阿蘇は晴天でしたが・・・
ユウスゲ・・・阿蘇の米塚周辺の群生は見事でした ノハナショウブ・・・長者原(タデ原)にて
キキョウ・・・タデ原にひっそりと咲いていました オカトラノオ・・・登山道で見つけました
チダケサシ・・・かな? タデ原にて・・・ コバギボウシ・・・牧の戸登山道周辺にたくさん咲いていました
ハンカイソウにカケスくんが・・・ 夕暮れの関門海峡を渡って帰路につきました
今年のくじゅう登山は、天候に恵まれませんでした

 チビダヌキを連れてのくじゅう登山。今年で4年目になります。チビダヌキも今年は6年生、来年は中学生ですから、チビダヌキを連れての登山は今年が最後だろうと思って、張り切って出かけましたが・・・天候に恵まれませんでした。

 出かける前、今年は八ヶ岳方面に登山に行くというベテラン山屋さんの友人と天気の話で盛り上がり(?)ました。超大型台風がのろのろと四国沖を通過した直後で・・・太平洋高気圧は後退し、梅雨末期のような不安定な天気が続いていました。今後、太平洋高気圧が勢力を盛り返して、張り出してくるという予報ではありましたが・・・それがいつになるのか・・・お互いの山行の天気はどうか・・・という話題になりました。南から回復してくるだろうから、我々の方は何とかなるだろうとの結論で決行したのですが・・・太平洋高気圧の張り出しが予想より遅れ、何も見えない雲の中の山歩きになってしまいました。おまけに強風で体感温度は20度以下(沓掛山に設置してある温度計は、21度でした。)・・・真夏のくじゅう連山でも寒かったです。

 結局、尾根歩きを楽しみ・・・どうせ何も見えないよ・・・とピーク登頂は断念して下山しました。おかげで時間が余った(?)ので、代わりにタデ原や久住高原を散策し、たくさんのお花と出会うことができました。
 帰る日は天候が回復し、それまで雲の中に隠れていたくじゅう連山が顔を見せてくれました。もう1日ずらしていれば・・・(笑!)。
後日、中央アルプスを踏破してきた友人からは「ずっと雨だった・・・」とのコメントがありました。

くじゅうの神様に山行は嫌われた(?)ようですが、代わりに今まで以上のお花を見せていただきました

 今回の最高の収穫(?)は、ユウスゲの群生・・・チビダヌキのリクエストで、わざわざ阿蘇をまわって久住に向かいました・・・チビダヌキの山行は阿蘇から始まりましたので、小学生最後の山行も、登らなくても阿蘇を見たかったようです。
 阿蘇に着いたら土砂降りの雨・・・おまけに我々が乗った阿蘇ロープウェイも近くに落雷があり一時ストップ・・・それでも火口を見て火山博物館に行って・・・と、結構時間がかかってしまい、阿蘇を出発したのは雨もやんだ夕方になってしまいました。
 ホテルのチェックインの時間も過ぎそうで、あわてて車を走らせたのですが・・・途中、米塚が見える場所で「黄色の花がたくさん咲いてるよ・・・」見るとユウスゲの大群生でした。雨上がりの夕方が幸いしたようで・・・いつもはタデ原や産山あたりの草原に、ぽつんと咲いているユウスゲしか見たことないTANUKI 夫婦としては大感動のひとときでした。
 その後も、やまなみ沿いのあちこちでユウスゲの群生を見ながらホテルに向かいました。夕方、このあたりを走ったことがないから分からなかったのでしょうね。いや〜、年とともに「感動」が少なくなってきてるTANUKI 夫婦、久々の感動をいただきました。

 もちろん、雲の中の登山道でも・・・山を下りてからのタデ原でも・・・今までになく多くの花と出会えました。周囲がまさにホワイトアウト状態の雲の中で、何も見えないし・・・その分、登山道の周囲をひたすら見て歩いたからかも・・・いやいや、これはきっと「くじゅうの神様」からのプレゼントでしょう。 くじゅうの神様・・・今年もありがとうございました。

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