ローカルの紅葉2 大寧寺
  2012.11.14.  ローカルの紅葉 2 大寧寺
大寧寺放生池の紅葉 盤石橋(ばんじゃくばし)
境内・・・どこも、紅葉が見事でした!!
羅漢様やお地蔵様と紅葉・・・・何とも言えない程、幻想的な風景でした
どこに目をやっても美しい紅葉が目に飛び込んで来る・・・・そんなお寺でした
TANUKI の巣の周辺・・・ローカルな紅葉も捨てた物じゃない その2 大寧寺へ

 先日、くじゅうの帰りに寄った「羅漢寺」で、住職さんが「ここの本山は大寧寺・・・・」と言われた言葉が耳に引っかかって・・・・そういえば、TANUKI の巣から車で1時間ぐらいの所にあるお寺なのに、若い頃1度行っただけです。この際、行ってみようと思い立って出かけました。
 ここは県内では紅葉の名所として、ローカルTVなどの「紅葉情報」に必ず出てくるお寺です。行ってみてびっくり!見事な紅葉が迎えてくれました。境内どこに目を向けても、鮮やかな紅葉。言葉にならないとは・・・・この状態なのでしょうね!

 御朱印をいただきに行ったら、奥の方から住職さんが出てこられました。TANUKI の持って行った朱印帳、前のページが羅漢寺で、その前は法隆寺・・・・「うっ?」って顔をされたので、実は羅漢寺でご住職さんからお話を伺って来ましたと言ったら、実にうれしそうに「そうですか。あそことは実に浅からぬご縁がありましてね・・・・。」と、いろいろお話をしてくださいました。
 朱印帳って、やっぱり単なる観光スタンプではありませんね! こんなお話を伺える・・・・やっぱり良い物ですね。

改めて、歴史の奥深さを感じました

 大寧寺って、TANUKI は「大内義隆公が自刃した大内氏滅亡のお寺」ぐらいの認識しかありませんでした。今回、境内を見て歩いて、歴史資料館も行ってみて・・・・このお寺は室町時代から日本の歴史を作ってきた気がしました。歴史資料館に薬師如来様がおられて、その右側には大内氏歴代の位牌が、右側には毛利氏歴代の位牌が仲良く並んでいました。境内には上杉憲実公のお墓もありましたし・・・・上杉憲実さんって、関東管領だったですよね・・・・明治維新前夜には七卿落ちした三条実美さんをかくまった寺だそうです。また境内にある豊川稲荷神社は、明治政府の神仏分離令による妙厳寺豊川稲荷つぶしに対抗して、その危機を救った縁で分社されてるとのこと。

 いやはや・・・・TANUKI も、もっと歴史を勉強しないといかんな〜。それも「歴史とは勝者の物語である」の方ではなくて、その裏側をもっと勉強しないと・・・・。お寺の説明に中に、明治維新の後、明治政府ができたとたん木戸孝允は一緒に戦った長州人に大砲を向けた・・・・というような、全く表に出てこない歴史についても書いてありました。それらのことに深く関わったお寺なんですね。

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