乗り鉄の旅・・・鹿児島へ その1
TANUKI の 近況報告     乗り鉄の旅・・・鹿児島へ その1    2015. 5. 21〜22.
ローカル線 キハ47で出発! 新幹線「こだま」・・・レールスター車両でした
熊本から「九州横断特急」で人吉へ 球磨川に沿って・・・大きなきれいな川でした
第一球磨川橋梁を渡ります 国の登録有形文化財 人吉旅館に宿泊
朝、青井阿蘇神社に行ってみました 駅前にからくり時計が・・・相良の殿様(?)も登場!
石造りの機関庫・・・転車台はこの反対側に くま川鉄道 「田園シンフォニー」車両も停まっていました
乗り鉄の旅で鹿児島へ!

 2年に1度の大学の同窓会(同期会)。今年は鹿児島でと案内が来ました。鹿児島までは新幹線で2時間ちょっとなのですが、同じことなら「乗り鉄」の旅を楽しもうと計画を練ってみました。
 最初、「SL人吉」〜「いさぶろう」〜「はやとの風」のコースを考えて、JRのみどりの窓口で切符発売1ヶ月前の10時打ちをお願いしたのですが・・・ローカルな駅では窓口が1つしかないので他の利用者に迷惑がかかると思い、新幹線のみどりの窓口に行ったのが失敗! 窓口のお姉さんがよくわかってない感じで・・・「え〜と、これは何線で・・・」と、何かモタモタ・・・。で、「SL人吉は、連続した座席はとれません。いさぶろう号は取れましたけど、はやとの風はもう満席です。」なんじゃ、それは!・・・吉松から吉都線で都城へ行けってか?それでは同窓会に間に合わない!
 結局、キャンセルして・・・まてよ、SLと連結してない時間帯ならOKかな?と、今度は近くのローカルな駅の窓口に。「お、肥薩線ですね(何か、うれしそうな顔で)・・・まだ空いてるようですよ。」「じゃ、この列車は進行方向右で・・・こっちは左で・・・できます?」「あ、取れますよ。大丈夫です。」と。で、先ほどの事情を話して、「実は2日後に、今度は「いぶたま」を取りたいんですが・・・」「最初からこっちに来られたら良かったのに・・・お任せください!」「じゃ、2日後、10時前に来ますので・・・。」
 で、2日後・・・「あ、いぶたまの方ですね。座席は・・・。はい、じゃ、待合室でお待ちください。」ちょうど、この時間はローカル特急列車が入線する時間帯。窓口は長蛇の列。窓口のおじさん(お兄さん!)は、すごいスピードでそれらのお客さんをさばいてる。大丈夫?私のこと忘れてない?・・・すごく不安! 特急列車が発車して窓口に並ぶ人がいなくなったのが10時半。恐る恐る窓口へ。「あ、ちゃんと取れてますよ。1号車の一番前のカウンター席です。」「あ〜よかった。ありがとうございます。」とお礼を言ったら、すごく得意そうな顔で「ちょっと待ってくださいよ・・・(発券機を操作して)・・・はい、もう発売から30分たってますよね。もう取れませんよ。乗られる日が日曜日ですしね・・・もう満席です。10時打ちじゃないとね・・・。」だそうです。
 よくネットに、10時打ちの名人はローカルな駅におられるって記事がありますけど・・・この方も、そのお一人だったんでしょうね。
感謝感謝・・・です! しかし、最初、SL人吉に乗る予定だったので、熊本のホテルを予約してました。取れた切符が「いさぶろう1号」なので、人吉に泊まらないと乗ることができません。まずは熊本のホテルをキャンセルして人吉の旅館を予約。これでやっと出発できます!

まずは、人吉に向かって出発〜!!

 まずはローカル線。キハ47で出発。新幹線「こだま」に乗り換えて博多へ・・・我々夫婦は「ジパング」を使ってるので「のぞみ」には乗れません。この 時間帯は停車する「さくら」は走ってないので「こだま」しかないんです!
 博多で昼食&ショッピング・・・でも荷物は増やしたくないので、ms.TANUKI のウィンドウショッピングにつきあってから「さくら」で熊本へ。
熊本から「九州横断特急」で人吉に。九州横断特急は、昨年、別府〜熊本間を乗っていますので、これで全線乗ることになります。八代を過ぎて、列車は球磨川に沿って走ります。第一球磨川橋梁も感動的でしたし、川に沿ってだんだん山深くなっていく風景は、何とも懐かしいような癒やされるような不思議な感覚でした。

 人吉に着いたのが、もう夕方で青井阿蘇神社の社務所も閉まっていました。仕方ないので旅館に。予約した人吉旅館は、国の登録有形文化財とか。何と今までずいぶん有名な方が泊まったという内風呂付きの新館に泊めていただきました。とは言っても、有形文化財だけあって本館は昭和9年、新館は昭和40年に建てられたんだそうですが・・・。確かに昔ながらの旅館といった風情で、とても懐かしく情緒深い雰囲気でした。料理も地産の素材を生かした味で、とてもおいしかったし・・・お風呂もナトリウム炭酸水素塩泉だそうですが、とても気持ちの良い温泉でした。もちろん、女将さんを始めスタッフの皆さん、とても気さくで親切でした。TANUKI 夫婦は、最近、都市型ホテルに泊まって、夕食は繁華街をぶらぶらして、その土地の名物を食べるという旅ばかりしてますので、逆にとても新鮮な感じがしました。

 翌朝、ちょっと早めに旅館を出発。青井阿蘇神社にお参りして御朱印をいただき、駅に。少し時間があったので、駅周辺を歩き回りました。
ちょうど駅前のからくり時計が・・・太鼓踊り(?)が下層を舞い、天守閣から相良のお殿様(?)が顔を出しました。石造りの機関庫も風情があったし(SLはいなくて残念でしたけど・・・)、くま川鉄道の「田園シンフォニー」も停車してました。
 今回は、列車の乗り継ぎの都合で、急遽泊まることになった人吉ですが、時間があったら、ゆっくり散策してみたい町ですね。

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