4度目の旅は・・・ その2
TANUKI の 近況報告   4度目の旅は・・・? 室生寺・長谷寺・聖林寺   2016.10. 4.
室生寺へ・・・参道入り口の「橋本屋」さんお世話になりました! 室生寺山門・・・3年ぶり 前は紅葉の盛りでした
国宝の金堂・・・ここの仏像、どれもすごい! 日本一小さい五重の塔・・・とても美しい塔です!
今回は頑張って(?)奥の院まで行きました 長谷寺登楼・・・今回はどこも階段の連続!
今回も特別拝観中・・・観音様の足下へ行けました 長谷寺の五重塔も美しいです!
ちょっと足を伸ばして「聖林寺」へ・・・十一面観音さん、じっと見とれてしまうほどの美しい仏様でした
女人高野「室生寺」へ

 旅の2日目。昨日とは打って変わって良い天気。近鉄で大和八木まで行き、予約したレンタカー営業所へ。ここのレンタカー営業所、周辺が一方通行なので、前回、返すのに道が分からなくて苦労しました。その話をしたら「そうなんです。申し訳ありません!」と手書きの地図を出して詳しく教えてくれました。こんな思いをしたのは我々だけではなかったのでしょうね・・・でも、正直言って、その地図も分かりにくかったですが・・・。
 室生寺までは前回走ってるので、今回は順調に・・・実は、前回は、途中カーナビの案内を勘違いして道に迷ってしまいました。
室生寺は、参詣の人も少なくて・・・まだ紅葉には早いし、シーズンオフ(?)なのでしょうか。入り口近くの駐車場まで入り込んだのですが、駐車してる車もなく・・・駐車場の料金所も誰もいない状態。ま、あとで払えば許してもらえるだろうと車を停めて参道へ。
とりあえず腹ごしらえ・・・と参道入り口の「橋本屋」さんへ。ぜんざいを食べて、駐車場のことを話したら「うちに駐めたら良いのに。自由にどうぞ・・・」と橋本屋さんの別館を教えてもらいました。橋本屋さんは、土門拳さんが定宿にしておられた老舗の宿屋ですよね・・・さすがです。別館も広大なお屋敷でした。
 金堂も人が少なかったので、ゆっくりと壮大な仏像を見ることができました(ただ、特別公開の時のように間近には行けませんでしたが・・・)。案内をしておられたお坊さんからも、いろいろお話を伺うことができました。
 今回の一番の目的は「奥の院」・・・五重塔へ向かう途中で、ご高齢の女性の方が「奥の院まで行けますかね?」とお坊さんに聞いておられました。お坊さんの答えは「このお寺は女人高野とは言われてはいますが、女性にとって、もちろん男性にとっても優しいお寺ではありません。急な階段だらけですからね。とりあえず五重塔まで行ってみてください。それで、行けそうだと思われたら、奥の院に行かれると良いですよ。」・・・あとでその意味がよく分かりました。五重塔までも結構な階段、そこからいったん下り、山道を通って・・・その先に「うそじゃろ!」と思わず言いたくなるような階段が待っていました。しかも、下から見上げて「あそこが階段の終点かな?」と思う場所まで登ったら、まだその先に階段が・・・。先に「ぜんざい」でパワー(?)をつけてて良かった!
 苦労してたどり着いた奥の院は、静かで落ち着く場所でした。お堂(大師堂)の屋根が瓦ではなく板葺きでした。
帰りにお礼を兼ねて再び橋本屋さんで昼食。山かけ蕎麦を注文したら、自然薯を使っておられるようで絶品でした。

長谷寺〜聖林寺へ

 長谷寺も3年ぶり。今回も特別拝観で観音様の足下に行けました。何度行っても、ここの十一面観音さんはすごい迫力ですね。
本堂でお詣りする時は、大きな観音様だな〜って感じなのですが、足下まで行かせてもらって見上げたら、ただただ圧倒されます。国宝の本堂も懸造りで、ここも素晴らしい物です。舞台から長谷の町並み(門前町)も眺められるし、ここから見る五重塔もきれいです。でも、ここの登楼も・・・今日は石段続き。少々重い足を引きずって長谷寺の中をぶらぶらと歩き・・・門前のお店で「葛」を食べて長谷寺をあとにしました。
 レンタカーを返すまで、まだ時間があったので、前から行ってみたかった「聖林寺」へ。ところが、またまた坂道を上り階段!今日1日で、久住山に登ったぐらいの高度と距離を歩いたことになりました。(ms.TANUKI の歩数計によると・・・です)
でも、国宝の十一面観音さんは、とてもきれいな仏様でした。乾漆像とのことでしたが、フエノロサさんが絶賛しただけのことはある、思わず見とれてしまうような美しさでした。来たかいがありました!

 今回は、あまり迷わず無事レンタカーを返し大阪へ。夜は、またまた商店街をぶらぶらして夕食を食べてホテルに帰りました。


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