日田彦山線の旅 その1
TANUKI の 近況報告   トラブルトラベル(trouble travel) その1   2016. 7.12.
小倉駅から特急「きらめき」11号に乗ってみました 特急「きらめき」の3号車 ボックスシート これが自由席!
追い山ならしが始まる前・・・お父さんと一緒?いいなあ〜! 一番山笠 東流・・・さすが、山が速い!
二番山笠 中州流 坂田怪童丸(サカタカイドウマル) 三番山笠 西流 弁慶仁王立・・・この山も速い!
先走りの子供達・・・一生懸命な姿がかわいいですね! 五番山笠 恵比須流・・・山笠発祥の祖 聖一国師さんでした
八番山 上川端通り 動く飾り山・・・さすがでっかい! 八番山 動く飾り山でやっと舁手さんの表情をとらえることが・・・
久しぶりに博多祇園山笠へ+ゆふいんの森に乗ろう!

 最近、山笠を見に行ってないし・・・久しぶりに行ってみようかと思い立ち・・・行くならやっぱり「追い山」だろうけど、朝早いので光量が少なくて写真は撮りづらい・・・しかも、人は多いし。今までの経験では「流れ舁(ながれかき)」が一番良い写真を撮れてるのですが、これは「流れ」という、それぞれの地区内を走るので、場所を捜してこちらも走り回らなくては・・・。いろいろ考えて今回は「追い山ならし」(追い山のリハーサルですね)に的を絞りました。
 もちろん、博多だけで帰るのはもったいないので・・・やっぱり温泉に浸かりたいよね。「ゆふいんの森」にも、ずいぶん長いこと乗ってないし・・・九州を横断して、また別府へ行こう。「ゆふいんの森」の切符は、またまたローカルな駅で10時打ちをお願いして準備万端整いました。

出発しようとして最初のトラブル

 いよいよ出発・・・でも、夜中から「大雨情報」が。強くはないけど雨は降り続いてる。列車の切符は、駅員さんの間違いか(?)いつも乗る近くの無人駅じゃなくて、10時打ちをお願いしたローカルな駅になってる。ちょうど都合が良いのでタクシーをお願いしてローカルな駅に。ホームに行こうとして切符を改めてみたら・・・な、なんと!日付が明日から!これじゃあ乗れない!気づいて良かった。あわてて窓口へ。窓口のお兄さんは10時打ちをしてくれた方でした。「あれ〜、そうだったですね・・・」と切符を変更してくれました。ゆふいんの森の切符を買ったのを覚えてくれてたようで・・・ローカルな駅ならではですね。きっと櫛田の神様か東長寺か承天寺の仏様が「雨がひどくなるから無人駅はやめなさい!切符間違ってるから早めに行きなさい!」と教えてくださったのかも・・・。

うれしいトラブル? 自由席券でボックスシートに乗れた!

 小倉までは、いつものように在来線。新幹線ならローカル線20分+新幹線20分弱。在来線の普通列車なら、乗り継ぎがスムーズな場合でも2時間弱かかるのですが・・・なぜか我々夫婦はこの在来線が好きなんです。小倉で昼食を食べて次は鹿児島本線。ここからも新幹線で15分強。特急で50分、快速で1時間20分、普通で1時間45分・・・いろいろ迷って、今まで乗ったことのない小倉〜博多間を走る特急「きらめき」に乗ってみることにしました。ちょっと早くホームに。ホームにおられたビジネスマン風の人たち数人が、入線15分前ぐらいから3号車の場所に並び始めました。1〜2号車が指定席で、3〜6号車が自由席なんですが、他の乗り場には誰も並んでいない。なぜ?何か不思議だなと思いながら、野次馬根性旺盛な我ら夫婦も思わずその後ろに・・・。入線してきた「きらめき」は昔の「リレーつばめ」でした。で、3号車に乗ってみてびっくり・・・ボックスシートが!でもまさか、ここは自由席じゃないよね・・・と迷ってたら、先に乗ったビジネスマン風の方が「大丈夫。自由席ですよ!」と教えてくださいました。おかげで快適な鹿児島本線の旅になりました。

博多祇園山笠・・・やっぱり山笠は熱い!

 博多について、天神のホテルに荷物を置いて櫛田神社を目指してブラブラ・・・。那珂川を渡ったら博多(天神は福岡ですから・・・)、締め込みに水法被の男衆が・・・ものすごい熱気を感じます。おとなと同じ締め込みと水法被姿の子供達が可愛い〜!
 さて、カメラを構える場所は・・・まずは櫛田入りを待つ「山留め」へ。もう、舁山(かきやま)がずらりと並んで、独特の緊張感が周囲を包んでいます。でも、この緊張感は写真には撮れないし・・・。当然のことながら、櫛田神社周辺は移動することもままならないような大混雑。とてもカメラを構える場所なんてないし・・・。きっと東長寺や承天寺の清道周辺も混雑してるだろうし、大博通りは広すぎて緊張感が少ない。かといって狭い道は怖い(?)。いろいろ考えて結局、櫛田入りが終わった直後を狙うことにして国体道路へ。さすがに、ここは他に比べて人は少なめ・・・。
 道路脇に座って舁山が来るのを待っておられたおばあさんが「(実際には博多弁なのですが・・・TANUKI は忠実に再現できないので、要約すると)雨が上がったので見に来た。毎年ここで見てるけど、今年は見物の人も少ないね。いつもだったら人垣で山の半分しか見えないけど、今年は見えるよ。」と言っておられました。やっぱり熊本の震災が、ここまで影響してるんでしょうか?
 櫛田さんから聞こえる太鼓の音の後、一番山から国体道路に山笠が飛び出してきます。勇壮ですね!水法被の男達が道一杯に・・・まるで濁流のようにうねって流れていく中に、山が浮かんでいるようにさえ見えます。今年の一番山、東流れ・・・さすがに気合いが入ってますね〜。山足が速い!西流れも千代流れも速かった・・・TANUKI は山と言うよりは、舁き手(山笠は担ぐんじゃなくて、舁(か)くのです!)の緊迫感を狙いたかったのですけど、山の周囲をたくさんの水法被の男衆が囲んでるので・・・。でも、「追い山ならし」はリハーサル。まだまだ調整中(?)のようで・・・我々の目の前で2つの流れの山が、舁き手の交代がうまくいかなかったようで、山の足を道路に引きずって停まってしまいました。もう1度舁き直す時がシャッターチャンス。流れの皆さんには申し訳ないけど、おかげで何枚か「よし!」と思える写真が撮れました。
 今回我々夫婦の一番の感動は・・・番外というか?八番山、上川端通の「走る飾り山笠」が動く様子。国体道路は信号機などがあるため、山の高さを変えるんですね。国体道路に出てすぐ「お〜、山が低くなっていく・・・」。で、大博通りまで追いかけていって・・・「わあ〜、山が上がっていく〜!」と、伸び縮みさせる様子を一部始終見ることができました。もちろん、孫悟空が煙を吹き出すところも・・・。これが見られただけでも来たかいがあった!

 上川端の「走る飾り山」を大博通りまで追いかけて、地下鉄の祇園駅へ。天神の地下街をウロウロして夕食を食べてからホテルへ。今回は「西鉄ソラリアホテル」を予約していました。JAFの割引があったので直接電話したら「それよりも当ホテル独自の割引の方がお得ですよ」と言われ、ちょっとびっくりするような価格で泊めてもらえました。ラッキ−!!

                                                   「トラブルトラベル その2」につづく