同窓会で博多 ついでに長崎へ その2
TANUKI の 近況報告   同窓会で博多 ついでに長崎へ その2  2017. 5.17.
軍艦島クルーズ・・・向こう側の船で出発しました ジャイアント・カンチレバークレーン(世界遺産の1つ)
女神大橋をくぐって長崎湾を出発! 上ノ島教会 船からだといろいろ見えるのですね
軍艦島が・・・このアングルが名前の由来だとか 軍艦島(端島)に上陸・・・観光で入れるのはここまで!
ガイドさん・・・とても丁寧な説明でした 感謝! 観光客が入れる場所の世界遺産は、この左側の防波堤だけ?
これだけの廃墟(?)に囲まれると・・・何とも不思議な気持ちに クルーズを終えて、夕食は中華街へ
ロープウェイが大混雑で大変だったけど・・・夜景はとてもきれい!来たかいがありました!
長崎へ・・・「軍艦島」に行ってみよう!

 2日目。博多駅から「かもめ」で長崎へ。長崎では事前に「軍艦島クルーズ」をネット予約していました。受付が13時から、出航は14時。長崎着は12時30分。あまり時間的余裕はありません。仕方ないので、昼食は駅弁。博多の「かしわ飯」を購入して列車へ。とは言うものの、最近駅弁にはまっています。ご当地弁当・・・美味しいですし。
 さて、長崎に着いて市電で元船桟橋へ。いよいよ軍艦島へ出航です。船から世界遺産の一つ「ジャイアント・カンチレバークレーン」も間近に見ることができました。造船所がずらりと並んでいるのですね。海上自衛隊の護衛艦「あきづき」(・・・だと思うのですが)も修理中のようでした。女神大橋の下をくぐって外洋に出たら、上ノ島教会も・・・そして海に向かって立つマリア像も(ちょっと遠くて写真はうまく撮れなかったけど・・・)。これって、船からだから見ることのできる景色ですね。すごく得した気分になりました。
 船はいったん高島に寄港。石炭資料館を見学してから、いよいよ端島(軍艦島)へ。島影がシルエットのように見えた時は、ちょっと感動ものでした。接岸できる桟橋は昔のままだそうで、船1隻がやっと接岸できるスペースでした。接岸する順番や時間などが厳密に決められているようです。しかも、浮き桟橋ではないので、潮の状態や波が高い時など、まず接岸は不可能ではないかと思えます。
 ガイドさんが「これだけ天気も良くて波もなく上陸できることは滅多にないことです。上陸できなくて引き返すことも多いのですよ。上陸できても、見学通路にまで防波堤を越えて波があがってくることがあるので、見学通路を一番奥まで行けないこともあります。今日は本当にラッキーな日です。」と言われてました。ガイドさんの話はとても分かりやすくて、親切な説明でした。感謝です!
 TANUKI は軍艦島そのものが世界遺産だと思っていたのですが・・・ガイドさんの話では、「明治日本の産業革命遺産」ということで平成27年に世界遺産登録されたのだそうです。で、観光客が立ち入れる場所からは、明治期の建物・・・つまり世界遺産に指定されたものは見ることはできないようです。唯一、見学エリア内の防波堤の一部が明治期の物だそうで・・・見学エリアで見ることができる世界遺産は、ここだけ!とのことでした。
 上陸して、最初は「へえ〜、ほお〜」と感動する気持ちが強かったのですが、しばらくすると・・・膨大な廃墟に囲まれて、何とも言えない複雑な気持ちに・・・。特に、骨組みだけ残ってる7階建ての学校とか高層アパートとか・・・確かに、ここに人の生活が、それも当時の日本の最先端を行くような生活の場があったのですね。この気持ち・・・言葉にならないというのが正直な気持ちでした。

中華街で夕食。夜景を見に稲佐山へ!

 クルーズを終えて、中華街でちょっと早めの夕食。数年前に来た時・・・タクシーの運転手さんに美味しい店はどこか聞いて、教えてもらった店はと探して・・・見つけました! まずは皿うどん、エビチリに角煮も注文。テーブルの上には当然と言わんばかりに「酢」と「ソース」が置いてありました。長崎の人は皿うどんにソースなんだそうですね。う〜ん!
 食事をしていったんホテルに戻ってチェックイン(荷物はクルーズに出発する前に預かってもらってましたので・・・)。一休みしてから稲佐山ロープウェイの無料送迎バスに。ロープウェイの乗り場に着いたら、建物の外にまで長蛇の列が・・・。2つの学校の修学旅行生がいたようで・・・ロープウェイはピストン運行しますとのことでしたが、それでも40分以上待たされてしまいました。
 頂上は、観光バスがずらりと並んで、展望台は修学旅行生で溢れていました。今時の修学旅行は夜景見物までするんですね。お陰で写真を撮るにも苦労しましたが、でも夜景はきれいでした。一昨年に行った函館の夜景もすごかったけど・・・長崎もきれい! 昨年は天気に悩まされたけど、今回は天気に恵まれラッキーでした。
 ただ、帰りもまたまたロープウェイが長蛇の列。無料送迎バスは帰りの時間も指定されていたのですが、その時間になっても、まだロープウェイには乗れそうにもない。「困ったね〜。下のロープウェイ乗り場にはタクシーはいなかったし・・・最悪、下の道まで歩いたら路線バスがあるかもね。」と話してたら・・・周囲からも「困った、どうしよう?」と言う話し声が。周囲に並んでいた人たちは、ほとんど同じ送迎バスで来た仲間(?)でした。
 麓の駅に着いたら、後の便の送迎バスが駐まっていました。事情が分かっておられたようで、乗せてもらえ、無事ホテルに戻ることができました。こんな状態の時って、何かお互いに仲良くなれますね。我々夫婦が一番最初にバスを降りたのですが、お互いに手を振って別れました。一期一会ってこんなことなのでしょうね。なぜか、とても幸せな気分になれました。
 早めの夕食だったので、夜景見物から戻って夜食をと思っていたのですが・・・ホテルの側の食堂街に行ったら、まだ店は開いてましたけど、ラストオーダーの時間を過ぎた状態。2〜3軒探したらラストオーダーぎりぎりの店が!何とか夜食にありつけました。

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