紅葉を求めて奈良・京都 その2
TANUKI の 近況報告    紅葉を求めて奈良京都 その2    2018.11.20.
 
 
 
 
談山神社へ・・・さすがに見事な紅葉が迎えてくれました 十三重塔と紅葉のコラボ・・・きれい!  
 
 
談山神社の境内は、どこもきれいでした! 浄瑠璃寺・・・三重塔と庭園を囲むように紅葉が・・・  
 
 
浄瑠璃寺の三重塔と紅葉のコラボも素敵でした 庭園越しに九体阿弥陀さんの本堂・・・ここもきれい!  
 
 
円成寺・・・浄土式庭園が見事でした! 円成寺の庭園周辺も、紅葉が見事でした!  
 
奈良の紅葉を求めて・・・まずは談山神社へ!

 奈良の紅葉・・・行ってみたい所は山ほどあるけど・・・ms.TANUKIに「どこに行ってみたい?」と聞いたのが失敗でした!
我がTANUKI夫人は自他共に認める方向感感覚のなさ。「談山神社」・・・うん、確かに5年前、すごい紅葉には出会ったんだけど、大雨でひどい目に遭ったんだよね。リベンジは大賛成!・・・までは良かったのですが「日本語しか聞こえないお寺が良い・・・浄瑠璃寺!」えっ?!全く逆方向。奈良でレンタカーを借りるように予約を入れてたので、奈良から桜井経由で明日香村まで南下して・・・すぐに折り返して奈良市街を通り抜けて北へ。 ひたすらレンタカーで走る1日になってしまいました。

 談山神社は・・・ウィークディというのに駐車場は満車。下の方の駐車場は空いてるとのことで・・・山登りになってしまいました。でも、さすがにきれい!門前のお店でうどんを食べてから、ゆっくりと境内を回ることができました。前回、大雨に追われて通り過ぎた十三重塔も、今回はしっかり写真に撮ることができました。さすがに奈良を代表する紅葉の名所。どこを見ても絵になる圧巻の紅葉スポットでした。
 それにしても、すごい人でした。確かに、ネットには渋滞情報が出てますから、ウィークディだからこの程度だったんでしょうけど・・・。それと、この人混みで日本語しか聞こえてこなかったのが、逆に新鮮な感じでした!。

九体阿弥陀様に会いに浄瑠璃寺へ

 桜井まで来てたら、長谷寺とか室生寺の紅葉も見たいのですが・・・ms.TANUKIのリクエストに応えるには時間が足りない。再び奈良を目指して北上。観光客でごった返す奈良公園を横切って、さらに北上。浄瑠璃寺へ。
 観光バスが数台入ってましたが、ここはさすがに静かです。団体さんが、本堂の前でご住職さんの説明を聞いてる隙に本堂へ。今回も静かな雰囲気で九体阿弥陀さんに会えました。定朝様(じょうちょうよう)と呼ばれる手法で作られた阿弥陀さんですけど、九体の阿弥陀さんのお顔が微妙に違ってるのが、作り手の職人さん(?)の違いなのでしょうか。じっと向き合ってると、なぜか落ち着いた気持ちになれます。きっとこの阿弥陀さんたち、平安の昔から、来る者を静かに迎えてこられたんでしょうね。庭も紅葉がきれいでした。特に三重塔と紅葉のコラボは見事でした。
 門前でぜんざいを注文。お店の方の話では、正倉院展が始まると、ついでに(!)とお参りの方が増えるそうです。紅葉が終わるまでは観光客が多いとのことでした。

円成寺によってからホテルに戻りました

 浄瑠璃寺を出て・・・まだ、レンタカーを返すには時間があったので「円成寺」によってみました。運慶作で国宝の大日如来さんがおられるそうで、ここも1度行ってみたかったお寺です。カーナビで最短距離を表示させたら、岩船寺経由で山道を走る道のようです。時間的に岩船寺には寄れないけど、山道は石仏巡りで訪れたことのある「笑い仏」さんの側を抜けていました。「弥勒の辻」を通ってさらに山道が続き・・・そのうち、なぜか周囲が急に開けたような。そんな気がしたら産廃処理場に迷い込んでいました。このあたり一帯、たくさんの業者があるようで、膨大な量の処理場というか・・・ゴミ捨て場(?)のようです。そう言えば、ずっと前に奈良と京都の境あたりで産廃をめぐっていろいろ問題が出てるってニュースを聞いたことがあるような・・・このあたりなのでしょうか? 山の西側は石仏が点在する静かな山里で・・・山を越えたら産廃の山。何か複雑な風景ですね。
 円成寺は、さらに観光客も少なく、静かなお寺でした。ご本尊の阿弥陀如来さんも素敵な仏像でした。運慶作の国宝大日如来さんは、多宝塔ではなく庫裏の奥に置かれていました。多宝塔は台風などの時雨漏りの恐れがあるとか。多宝塔には模造仏が置かれていました。境内の浄土式庭園も紅葉がきれいでした。

 レンタカーを返して大阪のホテルへ。今夜は商店街で夕食。今回のホテルは、最上階の部屋が(ちょっと安く!)予約できたので、部屋でゆっくりと夜景を楽しみました。夜食は、またホテルの下の階でお好み焼きを!

                               《 紅葉を求めて奈良・京都 その3 へ続く 》